頼峰偉氏 と劉陳昭玲氏が隘門円環を初めて点灯 華やかさが甦り 夜の魅力が倍増
Penghu County Government
2021-03-05
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隘門円環の修復工事が完成し、兵士の像も塗り替えられて装いも新たに再び円環の上に立ち、5日の夜に点灯式が開催された。澎湖県県長の頼峰偉氏と澎湖県議会議長の劉陳昭玲氏が初点灯式に出席し、彩り豊かなライトアップにより夜の風景が一新、隘門の夜にさらなる魅力が加わった。
頼峰偉氏は、隘門円環はかつての澎湖の栄華を今に伝える唯一の円環パブリックアートであり、ランドマークとなっている衛兵の像には澎湖人の様々な思い出が詰まっていると述べ、改修工事を終えて夜間のライトアップが添えられ、衛兵もその輝きと雄姿を取り戻した今、地元の人々が国の衛兵の強い意志と忍耐に倣い、共に澎湖の素晴らしい未来のために頑張っていってくれることを願うと語った。
劉陳昭玲氏は、隘門円環は馬公から林投村・尖山村・龍門村・太武村・西渓村へと通じる交通の要所であると説明し、昨年許育愷氏の努力のもと県政府と郷役場が積極的に連携を組み工事が予定より早く終了したことに触れるとともに、美しい明かりが灯されたことにより隘門に明るい未来がもたらされるであろうとの期待を表明した。
また澎湖県政府の説明によると、隘門のランドマークである円環と近衛兵の像は澎湖204号線上の重要な目印であるとともに地域の精神的なシンボルでもあり、すでに57年もの長い間隘門に立ち続けている。かつて隘門で大規模な地域開発が実施された際に元々コンクリートで作られていた像が銅像に作り変えられたが、長年の風雨により台座部分の風化が進み、銅像の色もまだらになっていたことから、昨年許育愷氏の働きかけにより工務処による全面改修工事が進められ、台座の改修および銅像の修復が完成した。
澎湖県政府はさらに、隘門円環はこの地域にとって歴史的意義と人々の思いが詰まった場所であることから、同県工務処が地域の人々の要望に応える形で隘門円環周辺の景観整備に積極的に取り組んだこと、そして郷役場が地域住民の隘門円環と衛兵に対する懐かしさをいっそう盛り上げるため、音楽会という形で点灯式が開催されたことを明かした。
隘門社区発展協会は5日夜に「2021隘恋-歳月風華隘門円環点灯式」を開催。同イベントでは地元湖西郷の懐かしグルメやコーヒーやフルーツティーなどの店が並び、二胡やフォークソングなどの音楽パフォーマンスも行われた。銅像の台座がライトアップされて色彩が絶えず変化していく様子は夜の街に美しく映え、隘門の夜にさらなる魅力が加わった。